切れ毛は現代人の悩みに多い!?
切れ毛は、年齢や性別問わず出てくる悩みですが、現代病とも言われている若者の生活習慣の乱れにより、このようなヘアトラブルに悩まされているという方は少なくありません。
そんな厄介な切れ毛は、枝毛のように髪が避けてしまう症状ですが、原因が分からないからと放置してしまう方も多いのが現状です。
また、切れ毛は抜け毛と勘違いしやすいのですが、どちらにしても放置していては、見た目が悪くなるだけでなく、薄毛の原因にもなってしまいますので注意しておきましょう。
よって今回は、切れ毛がどうして起こるのかの原因と効果的な切れ毛の対策方法まで詳しく解説していきます。
切れ毛は放置するとどうなるの?
切れ毛は、現代の女性の多くが抱えている悩みでもありますが、放置していると以下のようにデメリットしかありません。
髪の水分量が減って髪が広がる
切れ毛ができるということは、髪が大幅に傷んでいるということなので、放置すればするほど髪の水分量が減り、パサパサ髪になってしまいます。
髪がパサつくと髪が広がってしまいますが、スタイリングもしにくくなってしまいますので、特に女性の方は早めに切れ毛に対処しておくことが大切です。
アホ毛が立つ
切れ毛を放置してその量が増えると、切れた断面が髪の表面から浮いてくるため、ツンツンとアホ毛と言われている短い毛も増えてきてしまいます。
このアホ毛は悩まされている女性がとても多く、切れ毛によるアホ毛が減らないからと常に髪を結んでおくという方も少なくありません。
毛先に白い塊ができる
切れ毛は放置されてしまうと、毛先全体に白っぽい塊ができるのが特徴です。
白い塊は、タンパク質が固まってできたものですが、本来は髪の内側になければならないものなので、髪の健康のためにも早めの改善が必要です。
切れ毛はなぜできる?原因から対策を見極めよう!
そもそも切れ毛は、その名の通り髪の毛が途中で避けてしまう症状ですが、枝毛と同様に髪が裂けてしまうのは、髪が不健康になってしまっている合図です。
よって早めに対策をするためにも、まずはその原因を突き止め、再発を予防できるようにしておきましょう。
髪質によるもの
切れ毛はその人の元々の髪質も関係しているのですが、これは考えられるひとつの原因なので、必ずしも切れ毛になるというワケではありません。
まず直毛の人より、くせ毛の人の方が髪の毛が細いため、そのような髪質の人ほど切れ毛ができやすいのが特徴です。
また、髪が長い場合も、短い人よりダメージが蓄積されている期間が長く、切れ毛が増える原因となっています。
栄養の偏り
現代においては、ファストフードやインスタントフードをよく食べているという方も多いかもしれませんが、このような食事を続けて栄養が偏ってしまうと髪も不健康になるため、切れ毛の原因に繋がりかねません。
特に無理なダイエットで食事制限をした場合は、髪の毛にも栄養が届かず、髪質自体が変化してしまう可能性がありますので、注意しておきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
切れ毛は、ホルモンバランスが乱れがちな女性に多い症状で、女性ホルモンのエストロゲンが減ることによって髪が傷みやすくなると言われています。
これは、体が冷えたり、ストレスなどが原因になって起こりやすくなりますので、注意しておきましょう。
カラーリングやパーマによるダメージ
カラーリングやパーマを習慣的にしている方は、髪の毛のキューティクルが無くなってきてしまいますので、その分切れ毛もできやすいのが特徴です。
睡眠不足
睡眠時間が短すぎると、髪の毛を生成するのに大切な成長ホルモンの分泌量が大幅に減ってしまいますので、切れ毛や枝毛などのヘアトラブルに繋がってしまいます。
このように、切れ毛はさまざまなことが原因になる可能性がありますが、考えられる原因は体の健康に関わってくることも多いため、これを機にこれから紹介する切れ毛対策を始めることをおすすめします。
切れ毛はこれで対策できる!
それでは実際に、切れ毛を改善するための対策とそのポイントを紹介します。
これらは今日から実践できる切れ毛対策となっていますので、これを習慣にして切れ毛のヘアトラブルをスッキリ解消していきましょう。
湯シャンを2日に1回取り入れる
湯シャンは最近話題となっているヘアケア法ですが、湯シャンによって髪は乾燥しにくくなるので、特に切れ毛のような症状がみられる場合は取り入れた方が良いでしょう。
そもそも湯シャンとは、シャンプーを使わずお湯だけで髪を流して洗うことを指しますが、市販のシャンプーは洗浄力が強過ぎるものが多く、カラーやパーマをしていないのに、髪がパサついて切れ毛が起こるという方も少なくありません。
よって、湯シャンを普段のヘアケアに取り入れるのもおすすめですが、まずは洗浄力が強過ぎないアミノ酸系のシャンプーなどを日常的に利用するようにしておくことが大切です。
お風呂上りはすぐに髪を乾かす
お風呂上りは体温が上がっているため、しばらく髪を濡れたままで放置してしまう人も多いようですが、髪を濡れたままにしておくことで髪の細菌はどんどん繁殖してしまいます。
その結果、髪は傷み、切れ毛の対策にはなりませんので、必ず髪はすぐに乾かすようにしておきましょう。
また、髪を乾かす場合には、ドライヤーの熱で髪が火傷しないように、最低でも30cmほどは髪から離して熱風を当てるようにすることも大切です。
生活習慣を見直す
切れ毛の原因でも説明した通り、睡眠不足や食事の栄養の偏りは、髪に悪影響を及ぼしてしまいます。
髪を綺麗にするためには、どんなに高いトリートメントを使うより、生活習慣を整えるということが一番の対策になりますので、それをしっかりと自覚して切れ毛は少しずつ改善していきましょう。
髪の摩擦を予防する
切れ毛は、寝ている間に枕と髪の毛が擦れることでもできやすく、特にロングヘアにしている方には気を付けてほしいポイントです。
髪が長い人の場合は、枕の上に髪が流れるようにするなど、髪が枕に擦れないように少し工夫をしておくと良いでしょう。
また、枕カバーの素材をシルクのものに変えるだけでも、切れ毛の対策にはなりますので、是非試してみてはいかがでしょうか。