FAGAとは

薄毛や抜け毛は男性だけの悩みではなく、年々女性でも薄毛などの問題に悩まされている人が多くなっているのが現状です。

そして、男性ホルモンが原因となっておこる脱毛症をAGAといい、女性も男性ホルモンが原因となりおこってしまう脱毛症をFAGA(女性男性型脱毛症)といいます。

女性男性型脱毛症とも呼ばれるこのFAGAは、女性が歳をとるにつれて女性ホルモンが減っていき男性ホルモンの量が多くなってくるためにおこる症状です。

よってFAGAを簡単にまとめると、年配の方に多く見られる症状で、髪の毛が細くなり薄くなったりする特徴が挙げられます。

もしも髪のボリュームが減った、髪の分け目が目立ってきて気になるなどそういう症状が見られる場合は、FAGAの症状が出ている可能性が高いということがいえるでしょう。

このような症状が続くと頭部中心から薄毛の症状が見られることが多いのですが、抜け毛を予防から行うことでその症状を少しずつ軽減していくことができます。

FAGAの原因が知りたい!

FAGAの進行を早めてしまうのには、日頃の生活習慣に問題があることが多いので、進行を抑えるためには原因をしっかりと把握し、生活習慣の見直しから行っていかなければなりません。

そこでFAGAの進行を早めてしまう原因を以下にまとめてみたので、心当たりのある方は是非これを参考に予防に役立てて頂ければと思います。

1. 睡眠時間が不足している

睡眠をしているときは頭皮や髪に栄養が運ばれる時間です。

細かく言えば夜10時から夜中2時が最も髪に良い時間帯なので、その時間にはしっかり睡眠をとっておくことが大切です。

>正しい睡眠不足の改善方法

2. 喫煙・飲酒

まずタバコは血管を収縮させてしまうので、髪に栄養を届けてくれる血液の循環が悪くなってしまいFAGAのような脱毛症の原因になることがあります。

そしてお酒の飲み過ぎなどは、アルコールが肝臓にかなり負担をかけてしまい髪に必要なたんぱく質が作られにくくなってしまうことがありますので、タバコやお酒はなるべく控えるようにすることをオススメします。

3. 紫外線によるダメージ

紫外線を多く浴びてしまうと皮脂が酸化してしまい抜け毛などの原因になります。
よって外出をする際には、日傘や帽子で頭皮に紫外線が当たることを避けておきましょう。

このようなことに気を付けることだけでもFAGAの症状を抑えることができます。

また、最近では病院でも診察を受けてFAGAの治療のために薬などを処方してもらうこともできますので、一人で悩まず不安があるという方は一度医師に相談してみると良いでしょう。

女性ホルモンがFAGAには最も重要!?

そもそも男性の方が薄毛になりやすいのには、女性ホルモン不足が大きな原因になっています。

その詳しいメカニズムを説明すると、女性ホルモンが分泌するとエストロゲンの働きが活発化するので髪の毛や頭皮は健康状態を保とうとするというワケなのです。

よってエストロゲンは髪の毛に最も重要で、髪のサイクルが整うだけでなく1本ずつしっかりとコシのある髪を育てる作用もあるため、FAGAでお悩みの方にとっては大切な役目を果たしているということが分かります。

このようにFAGAは女性モルモンが減少し男性ホルモンが多くなってしまうことで発症してしまいますで、髪がパサつく、又は髪の毛が細くなって薄毛でFAGAの症状が見られるという方は、まずはエストロゲンの減少を予防することから意識するようにして下さい。

更年期を迎えた女性は、女性ホルモンが急激に減少していく時期にもなるため、生活習慣はしっかりと一から見直しておく必要があります。

しかしFAGAは年配の方だけでなく、若い20代の女性などでも発症してしまうケースもあるため、ホルモンバランスを崩さないように生活習慣病や現代病には注意をしなければなりません。

またホルモンバランスを整えるために、大豆イソフラボンの含まれる食事をすることも大切です。

若い方も年配の方もホルモンバランスを崩してしまう原因となるストレスを溜めこまないように、無理なダイエットなどの体の負担になることは行わないようにしましょう。

FAGAに対する他の予防法はないの?

FAGAは女性ホルモンを増やすことが最も重要だと説明しましたが、それでもなかなか改善されない場合には、育毛効果のある薬用シャンプーやサプリメントなどの商品を活用することもオススメです。

サプリメントを選ぶときには、髪や頭皮に効く栄養素が豊富なもの副作用は無いかなどの確認を事前にしておく必要があります。

そして近年においては、薬用シャンプーもさまざまな種類があるため、その中で自分の頭皮の悩みに合わせて選ぶことで、合わなかった場合の頭皮トラブルを避けましょう。

さらに頭皮に痒みがでる際には、使用しているシャンプーが肌に合っていないことが多いので、弱酸性の地肌に優しいものに変えてみると良いかもしれません。

FAGAはフケ、痒みが悪化することによって皮膚の炎症がひどくなっていることもあり、最悪の場合は皮膚の病気になってしまっていることもありますので、絶対に放置することなく病院で専門医に診察してもらうようにして下さい。

いかがでしたか。

単なる加齢からの薄毛だからといって髪の悩みを軽視せず、FAGAの症状に当てはまっている方は上記で紹介した小さな対策から行っていくことをオススメします。