髪の乾燥はヘアダメージのサイン!?

髪の乾燥が気になる

髪質によって髪が乾燥するという方もいるかと思いますが、「髪が乾燥する=髪の水分量が少ない」ということなので、ヘアダメージのサインといっても過言ではありません。

また、髪が乾燥するからと保湿ばかりを重視する方も多いかと思いますが、それだと根本的な解決にはなりませんので、注意しておきましょう。

特に髪が長い女性の場合、髪が乾燥してパサパサになって広がったりと、見た目が悪くなってしまいますが、乾燥は髪の毛だけでなく頭皮にもダメージを与えてしまうため、早めに対策をしておくことが大切です。

よって今回は、髪の乾燥を放置するとどうなるのか、そして髪の乾燥はどのようにして事前に対策できるのかを説明しますので、是非参考にして下さい。

髪の乾燥を放置するとどうなるの?

髪の乾燥は、大気の乾燥のせいだと放置してしまいがちですが、放置し続けると以下のようなヘアトラブルに繋がる可能性がありますので、注意しておきましょう。

また、それとは反対に以下のようなヘアトラブルがあるという方は、髪が乾燥してそれが慢性化してしまっているということになるでしょう。

頭皮湿疹

髪の毛や頭皮が乾燥すると、頭皮が炎症を起こして湿疹ができることがあります。

また、頭皮に湿疹ができるともちろん痒みを伴ってきますので、寝ている間に掻いてしまい、かさぶたが剥げて皮膚炎になるなど、治りにくいのも特徴です。

フケが出る

髪の毛が乾燥していると、頭皮の生成によって生まれるフケの量も増えてしまいます。

フケは見た目が悪くなるだけでなく、細菌の繁殖によって頭皮や髪にはダメージを与えてしまいますので、フケがある場合は早めに改善しておかなければなりません。

頭皮がべたつく

髪が乾燥すると、外部からのダメージを避けるために、頭皮が保護しようと皮脂を通常より多く分泌してしまいます。

よって、頭皮から嫌な臭いがしたり、触るとべたついているという場合には、髪全体の乾燥が原因になっている可能性がありますので、注意しておきましょう。

頭皮ニキビ

上記でも、髪の毛が乾燥すると頭皮湿疹ができやすくなると説明しましたが、頭皮は皮脂が溜まる又は、乾燥による痒みから掻きむしることで傷付き、ニキビが出来やすくなってしまいます。

特に頭皮ニキビの場合は、顔のニキビと違って気付きにくく、悪化しやすいという特徴があるため、髪の毛が乾燥したままの状態で放置しているという方は、まず頭皮の状態を優しく触って確認しておきましょう。

このように、髪や頭皮は乾燥することによって、さまざまなヘアトラブルを招く可能性があり、年々これらの症状に悩まされている方は増加傾向にあるのが特徴です。

髪が乾燥する原因から分かる適切な対策法

上記において髪の乾燥は、さまざまなヘアトラブルに繋がると説明しましたが、それを早く改善するために高いトリートメント剤で対策を行うよりも、まずはその原因となっているものを解決しておくことが再発を予防してくれる重要な対策です。

よってこれからは、髪や頭皮が乾燥してしまう原因を説明しますので、該当するポイントがある場合は、まずそこから改善していきましょう。

生活習慣の乱れ

髪の乾燥は生活習慣の見直しを

髪や頭皮の乾燥に限ったことではなく、生活習慣の乱れは、体に起こるさまざまな不調に繋がってしまいます。

そもそも体が健康でなければ、髪は栄養を吸収できず、頭皮は血行不良を起こしてしまうのです。

よって、睡眠時間や栄養が不足していると髪は乾燥しやすくなってしまいますので、まずは生活習慣の見直しを対策として行いましょう。

エアコンからの送風

髪の乾燥にはエアコンにも注意

冬や夏にはエアコンを使うのが当たり前になっていますが、常に付けっぱなしにしておくと、エアコンからの送風が髪の水分を奪ってしまうため、どうしても乾燥に繋がってしまいます。

これは髪の毛だけでなく、地肌から体全体の皮膚の乾燥に繋がりますので、エアコンを使う季節に乾燥する場合は、それが原因になっているのかもしれません。

よって、エアコンを利用する場合には、合わせて加湿器を使用するか、塗れタオルを部屋に干すなどすると良いでしょう。

シャンプー成分によるもの

現在では、たくさんの種類のシャンプーが販売されていますが、特に市販のシャンプーには界面活性剤防腐剤などの化学成分が含まれているものが多いのが特徴です。

しかし、化学成分は髪や頭皮に最低限必要となる皮脂まで全て洗い流してしまうという特性があるため、それが乾燥する原因のひとつとして挙げられます。

また、頭皮にそのままシャンプー剤を付けて泡立てるという方も多いですが、それこそ頭皮や髪の乾燥の原因になってしまうので、該当する方は洗い方からの改善が必要です。

よって、髪の毛や頭皮の乾燥の対策のために、洗浄力が極力マイルドなアミノ酸系シャンプーなどを利用し、手の平でよく泡立ててからシャンプーをするようにしておきましょう。

ドライヤーで髪が火傷状態に!

ドライヤーは髪に近付けすぎると、皮膚と同じように火傷のような状態になり、表面のキューティクルが剥がれ落ちてしまいます。

これによってダメージを受けた髪の毛は、もちろん乾燥しやすい性質になってしまいますので、それも原因として考えておいた方が良いでしょう。

しかし、ドライヤーをしないということは、髪の乾燥のより大きな原因となってきますので、ドライヤーを省いて自然乾燥をしているという方は、絶対に今日から止めておきましょう。

また、ドライヤーは最低30cmは髪から離して使用することが大切です。

自然乾燥は、雑菌が頭皮や髪の毛で繁殖するだけでなく、寝ている間の枕との摩擦度も高くなってしまいますので、頭皮ニキビや湿疹などのヘアトラブルの原因に繋がる危険性が高まります。

また、この他にも

  • カラーリング、パーマ
  • 手荒いブラッシング
  • シャンプーやコンディショナーの洗い残し
  • 紫外線ダメージ

なども乾燥の原因となります。

このように髪や頭皮の乾燥は、つい普段から行ってしまっている習慣も原因になっている可能性がありますので、これらに該当するものがある場合には、それをひとつひとつ改善していくことが大切です。

特に大気の乾燥が起こりやすい時期には、外出先での対策も兼ねて効率的に髪を保湿するために、ヘアケアアイテムである洗い流さないトリートメントなどを利用すると良いでしょう。