頭皮にアトピーはあるの？
アトピー性皮膚炎の人の中には、頭皮にアトピーが起こり、かゆみやフケに悩んでいる人が多くいらっしゃいます。
そんなアトピーが頭皮に出てくると、かゆみだけではなく、フケなどによって掻き過ぎてしまい、抜け毛の原因にも繋がってしまうのです。
そのため、頭皮アトピーには、正しい対処法をすることが大切となります。
しかし実際に頭皮アトピーで、どのような対処法をしたらいいのか分からない人も少なくありません。
頭皮アトピーで、かゆみを我慢できず掻いてしまうと、症状が悪化してしまうため、注意が必要です。
そこで今回は頭皮アトピーについて詳しく説明していきますので、是非参考にしてみて下さい。
頭皮アトピーにはシャンプー選びが重要！
頭皮アトピーの場合、掻いてしまうと頭皮が傷つき、シャンプーがしみてしまうこともあります。
また頭皮が敏感な状態になっているため、低刺激のシャンプーを使用するのがベストです。
刺激の強いシャンプーを使用すると、炎症が起こったり、シャンプーがひどくしみることもあるので注意しておきましょう。
今では低刺激の敏感肌向けのシャンプーも多く販売されているので、その中から自分に合った物シャンプーを見付けることがおすすめです。
シャンプーの種類の中には、高級アルコール系シャンプーがありますが、洗浄力が強いので、頭皮アトピーでお悩みの人にはおすすめできません。
頭皮環境を整えるのであれば、刺激の少ない洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーを使用すると良いでしょう。
また、シャンプーが自分に合うのか約１ケ月程度使用してみて、頭皮トラブルを感じた場合には使用するのを中止しましょう。
１ケ月程度使用して、頭皮アトピーのかゆみやフケが落ち着いたら、自分に合っているシャンプーということになります。
ずっと同じシャンプーを使用していても、頭皮に合わなくなってくることがあるため、頭皮トラブルが起こったときには、無理に使用するのはＮＧです。
シャンプーを選ぶときに注意すること
頭皮アトピーによってフケが出るのは、頭皮の乾燥が原因となっています。
そのためフケ用のシャンプーを使用する必要はありませんので、通常の低刺激なシャンプーを選ぶようにしておきましょう。
また、フケ用シャンプーの中には殺菌成分が含まれているため、アトピーで敏感になっている頭皮使用するのは注意です。
何より自分に合ったシャンプーでも、すすぐときには十分洗い流すようにしないと頭皮にシャンプーの成分が残り、かゆみやフケの症状が悪化する可能性があります。
頭皮アトピーでステロイドを使用する際には要注意
頭皮アトピーで皮膚科に受診し、薬を処方してもらうことで、早く症状を抑えることができます。
しかし、市販の薬の中にはステロイドの強度の強いものもあり、頭皮のかゆみを我慢できずに掻いてしまった後に塗ると、かなりしみると言われています。
さらに頭皮はステロイドを吸収しやすい場所であるため、かゆみの症状が悪化する恐れもあります。
よってステロイドを使用しようと思っている人は、皮膚科で頭皮アトピーの状態を確認してもらい、症状に合った薬を処方してもらうのが最適です。
処方される薬の中には、
- 軟膏
- ローション
- クリーム
などの種類がありますが、この中でも軟膏が１番頭皮に刺激が少ないのでおすすめです。
ローションタイプの薬は、浸透性に優れているため、しみやすくなるので注意しておきましょう。
生活習慣を整えることで頭皮環境の改善
日頃の生活習慣は、頭皮にも影響を与えており、バランス良い食事をして十分な睡眠を摂ることによって、頭皮のターンオーバーも正常化します。
逆にストレスや睡眠不足が続くと、ターンオーバーが正常に行われず、頭皮アトピーの症状も治りにくい状態となります。
頭皮アトピーによるかゆみやフケなどの症状を早く抑えたいのであれば、ますは生活習慣を見直し、シャンプーも低刺激なものに変えてみましょう。
頭皮アトピーを改善するためには、頭皮を清潔に保つことが大切なので、スタイリング剤などの使用は控え、頭皮アトピーが落ち着くのを待つのが最適です。
スタイリング剤は頭皮に付くと、しっかり頭皮も洗わないとなかなか洗い流すことはできません。
頭皮への刺激は、アトピーの症状悪化の原因になりますので、スタイリング剤などは使用しないようにしましょう。
頭皮アトピーのかゆみが軽い場合は、シャンプーを低刺激なものに変えるだけで症状が落ち着いてきます。
しかし、症状がひどいときには、セルフケアでは症状が悪化することもありますので、皮膚科に行き、専門の医師に相談することをおすすめします。
アレルギーを持っている人は、購入するシャンプーの成分も事前に確認しておくようにしましょう。
接触性皮膚炎もアトピーに似た症状が起こるため、かゆみやフケなどが起こることがありますが、上記で述べたように正しい対処法で改善していくことが重要なポイントです。
