美しい女性の条件には「キレイな髪をしている」ということが欠かせません。
美しく艶やかな髪をしている女性を見ると、私たち女性が考えることは「どんな髪のお手入れをしているのだろう?」ということですよね。
髪の手入れの基本はシャンプーやトリートメントの正しい使い方なのですが、今回は洗い流すトリートメントの正しい使い方についてお伝えします。
美髪は地道な努力が作りますので、しっかりとチェックして髪のお手入れの参考にしてくださいね。
美髪作りには、洗い流すトリートメントを上手に使うこと
一口に美髪を作ると言っても、髪の毛は死んだ細胞なのですから、トリートメントをしたからとすぐに美髪が作れるわけではありません。
美しさを手に入れるためには、コツコツとした毎日のケアが大切なのですね。
洗い流すトリートメントとは?
洗い流すトリートメントには、今の髪のダメージを補修するという役割があります。
私たちは一度、大きな病気をすると健康を取り戻すために栄養を摂り、少しずつ身体の筋肉を働かせ、身体作りをするという毎日の積み重ねが必要ですね。
髪の毛も同じで、コツコツとした毎日のケアにより美髪作りが期待できます。
髪のダメージで起こる切れ毛や枝毛が多い髪、艶の無い髪、静電気で困っている髪という状態では、いくらメイクをしてオシャレな服を着ても女性の美しさは出ませんし、常に髪の状態ばかりが気になって気持ちも落ち着きませんね。
そうならないためにも洗い流すトリートメントを上手に使って、いつも艶めく美髪を目指したいものですね。
美容院でトリートメントをした時と、自分でトリートメントをした時の違い
トリートメントをすると、パサつきや枝毛、切れ毛などの髪トラブルが激減し、オシャレ感もアップしますよね。
特に美容院で髪のお手入れをした時などは、髪がしっとりサラサラして気持ちが華やぐものです。
そのため美容院で勧められたトリートメントをつい購入する人も多いことでしょう。
しかし、美容院でトリートメントをする時には、私たちが勧められるトリートメントと同じものではないそうです。
プロならではのテクニックでトリートメント剤を混ぜ合わせて、髪の毛の1本1本にまでアプローチをしているのだとか…。
だから「最近髪の毛のダメージがひどくて、自分では手に負えない」とか「いろいろなトリートメントを試したけど、どれも効果を実感できなかった」または「たしなみとして、定期的に美容院でトリートメントをしたい」「特別な日だからトリートメントをしてキレイな髪にしておきたい」などという人は、美容院でのトリートメントは大切ですね。
自宅で洗い流すトリートメントをする時の選び方は?
自宅で使うトリートメントは、今の自分の髪はどのようなケアが必要なのかを確認して選ぶことが大切です。
パサつき、静電気、広がり、枝毛、切れ毛それぞれの状態に合わせたトリートメントがありますが、目的に合わないトリートメント剤を選んでも意味がありません。
また、トリートメントの成分への十分な注意も必要ですね。
トリートメントには
- 髪を滑らかにする目的として、シリコンが入っているタイプ
- 静電気やごわつきを防止する目的としてして、界面活性剤が入っているタイプ
- 品質をキープするために、トリートメントに防腐剤が入っているタイプ
などがあります。
今の髪のダメージのケアを行うために、必要な成分は大切にしなければいけませんが、不要と思われる成分はなるべく避けた方が髪のためです。
パサついている時にはオイル成分が配合されていることが大切ですし、静電気がひどい時には界面活性剤がどうしても必要な時もあります。またきしむ時にはシリコンが配合されていた方が良い場合もありますし、アミノ酸やタンパク質は入れたい成分です。
また私たちの髪の毛のほとんどはタンパク質で出来ていますが、タンパク質は酸性のため、髪がシャンプーやパーマ液などでアルカリ性の方向へ向くとかなりのダメージになります。
髪の毛には弱酸性が望ましい状態です。
そのためトリートメントを選ぶ時には、弱酸性であるということも選ぶポイントになりますね。
洗い流すトリートメントの正しい使い方は?
トリートメントも様々なタイプがありますが、基本の正しい使い方があります。
洗い流すトリートメントの頻度は?
自宅でトリートメントをする場合には基本的に、毎日シャンプーをするとしたら、トリートメントは週に1~2回程度で対応できます。
ただ、ダメージがかなりひどいようであれば、状態に合わせてしばらくはシャンプーの後に毎回とか、週に3~4回などで対応するとキレイな髪質への改善が期待できますよ。
そしてダメージが落ち着き始めたら、トリートメントの回数を減らしていくと良いですね。
トリートメントの正しい使い方とは?
トリートメントの基本の正しい使い方は、少し時間をかけた方が効果的ですよ。
髪の水気をしっかりとる
シャンプー後の髪の水気はしっかりと切りましょう。
タオルで軽く水気を吸い取ることも良いですし、手で水気を切ることもOKです。トリートメントが濡れた髪に残っている水分で、流されて髪に浸透しないということが防げます。
適量使用する
髪の長さで1回の使用量は違いますが、手のひらに500円玉程度で対応できます。
少なくても髪全体にトリートメントは行き渡りませんし、多すぎても頭皮への悪影響もあります。
髪の毛先にトリートメントを塗る
髪を手で小分けにしながら、頭皮に付かないように毛先や傷みのある髪の毛を中心に、トリートメントを付けます。
この時両手で髪をはさみ込むようにトリートメントを付けると、髪全体に行き渡りやすいですよ。
また、髪の生え際とは少し離れた部分から、毛先に向けて傷みのある髪の毛を中心に、手ぐしでトリートメントをなじませることも効果的です。
塗ったままの状態で5分まつ
トリートメントを傷みのある部分になじませることができたら、そのままの状態で5分程度待ちます。
ぬるま湯で洗い流す
すすぎ残しが無いようにぬるま湯でトリートメントをすすぎます。
トリートメントの正しい使い方は難しくはありませんが、時間をかけることができる日にしっかりとトリートメントをすることが大切ですね。
効果をしっかりと期待したい時のコーミングと蒸しタオル
トリートメントは、正しい使い方をしてその中でコーミングと蒸しタオルを取り入れると、洗い流すトリートメントの役割がより効果的になります。
コーミングは、毛先や傷みのある髪の毛を中心にトリートメントを手ぐしでなじませた後、さらにスケルトンタイプのコームで髪を梳きます。
するとトリートメントが髪の毛の1本1本に浸透します。
そしてトリートメントを5分程置く時に蒸しタオルで髪を包み込んでおくと、温効果によりトリートメントが髪に浸透しやすくなります。
ほんのわずかな手間をかけることで、髪がキレイになるというトリートメント効果が高く期待できるのですね。
まとめ
トリートメントの役割は髪のダメージを補修するのであり、傷んだ髪を生まれ変わらせるというわけではありません。
そのため髪が傷んでしまう前にトリートメントの効果を期待したいですね。
髪の補修も病気同様、ダメージを受けていると感じた段階で地道な努力を始めたいものです。
すると美髪を手に入れる日も、早めに近づいてくるかもしれませんよ。