洗い流さないトリートメントは、手軽さとダメージヘアの改善に効果的ということから使っている人が多いですね。

しかし、正しい使い方がされていなければ、洗い流さないトリートメントへの満足感も少ないでしょう。

そこで今回は、洗い流さないトリートメントの正しい使い方についてお伝えします。髪のダメージがひどい時にはかなりの効果が期待できますので、是非参考にしてくださいね。

ダメージヘアに使っておきたいトリートメント

髪は様々な外的刺激によりダメージを受けます。そのため、いくら前の日にお風呂でトリートメントをして洗い流しても、仕上がりに物足りなさを感じることも多いものです。

洗い流さないトリートメントは、キレイな髪へ導き守ってくれる

洗い流さないトリートメントは髪に付いている限り、トリートメントの持つ高い効果が期待できます。

避けにくい紫外線から髪を守ってくれる保護作用

私たちは生活の中で、髪に刺激が与えられることが少なくありません。

特に気を付けたいのは紫外線です。

髪にはキューティクルという髪を保護してくれる成分がありますが、紫外線を浴びてしまうと活性酸素の発生により、かなりのダメージが与えられます。

紫外線は髪にも特に気を付けたい

活性酸素はタンパク質を酸化させ、本来の性質を変えてしまう特徴がありますが、髪の毛のほとんどはタンパク質で作られています。

つまり髪の毛を構成しているタンパク質は、活性酸素により本来の性質を壊されたためダメージを受けて、キューティクルの層が剥がれ落ちてしまうのですね。

すると髪の内部はむき出しの状態で、中から栄養分が流れ出しますので、ひどいダメージを受けてしまいます。

しかし洗い流さないトリートメントでは、髪の毛をコーティングしてキューティクルが剥がれることを防ぎますから、紫外線対策には効果的ですね。

また洗い流さないトリートメントは、紫外線だけではなく私たちが知らないうちに付くホコリやゴミ、汚れなどからも保護する作用があります。

この保護作用には、頭皮からは遠ざけたいシリコンが働いてくれますから、キレイな髪のためには上手に使いたいですね。

乾燥した髪に潤いを与えてくれる保湿作用

髪に潤いがあると、オシャレ度はぐんとアップしますね。しかし様々な要因により、乾燥してパサつきのある状態も多いのには気持ちも落ち込みます。

髪の乾燥の原因としては

紫外線

活性酸素の影響により、キューティクルがはがれて髪の毛の内部の水分が減るためです。

栄養バランス

栄養が不足すると、髪の毛を作っているタンパク質には栄養が回らないため、髪の毛の栄養分が不足するためです。

年齢

年齢が重なってくると、髪の毛が痩せて枝毛や切れ毛が増えます。キューティクルが剥がれることも増えますので、髪の毛の水分が流れ出し、髪の毛が乾燥するためです。

季節やエアコン

空気が乾燥することにより、髪の毛にも乾燥の影響があるためです。

などが挙げられます。

洗い流さないトリートメントはシリコンにより髪の毛をコーティングし、界面活性剤により乾燥からくる静電気やきしみを防止し、配合されている潤い成分で保湿効果を高めることが期待できます。

ダメージを受けた髪への補修作用

髪のダメージは主にドライヤー、ヘアカラー、パーマなどから受けることが多いですね。つまり私たちがオシャレなヘアスタイルを目指す時に使用したり、施術を受けたりすることにつながるものですよね。

ヘアカラーやパーマは、本来私たちが持っている髪ではない色や髪質に変えるため、強い刺激を加えますので、当然髪はダメージを受けやすく、パサつくことも多いですね。

ドライヤーは注意が必要なヘアケアアイテム

また、髪のタンパク質は熱をくわえられると変性して硬くなり、キューティクルはボロボロになり、ダメージを受けることになりますので、ドライヤーには注意が必要です。

だからと言ってドライヤーを使わずにシャンプー後、髪を乾かす時にタオルドライをするにしても、タオルと髪や髪の毛同士の摩擦でかえって髪の毛に刺激を与え、キューティクルが傷付きダメージを受けます。

ましてや自然乾燥ということになれば、キューティクルは髪が濡れている時に開いた状態になります。髪が乾ききるまでは、キューティクルは開きっぱなしということになりますので、もし髪同士や枕などとの摩擦が起きれば、髪は大変なダメージを受けてしまいます。

洗い流さないトリートメントは、ダメージを受けた髪へのタンパク質などの補修作用成分が入っていますので、気になるパサつきや枝毛、切れ毛などの補修へと導くことが期待できます。

洗い流さないトリートメントの種類と選び方

トリートメントの種類により、それぞれの特徴があるため一概に「コレ!」とは決められませんので、今の状態に合わせた選び方が必要ですね。

オイル

髪の毛をしっかりとコーティングして、ツヤを出しますので見た目には艶やかでオシャレ感もアップするタイプです。

クリーム

 高い潤い効果が実感出来て、パサつきの気になる髪の毛に効果的です。オイル成分が配合されていますので乾燥は抑えられます。

ミルク

さらっとした感触ですが、乾燥にはかなり高い効果が実感できます。毛先だけではなく髪全体への潤いと補修が期待できます。

ジェル、エッセンス

軽くさっぱりとした感触ですが、成分が髪にスーッと浸透して優れた潤い効果が期待できます。

ミスト

バッグに入れておくと、ダメージが気になる乾燥を感じた時にサッと取り出してシュッシュッとつけることができます。

洗い流さないトリートメントの正しい使い方は?

洗い流さないトリートメントは、多くの商品があるため使い方に多少の違いはあるものの、正しい使い方さえ押さえておけば様々なタイプへの使い方に応用できます。

洗い流さないトリートメントの付け方は?

朝の出かける前と、夜のお風呂上りに1回ずつトリートメントをすると洗い流さないトリートメントの持つ保護作用、保湿作用、補修作用が働き、美髪へグンと近づくことが期待できます。

しかし、2回の必要性を感じない場合は夜お風呂上りに付けると、枕と髪の毛との摩擦からも守られ、翌日も紫外線や乾燥への対応もきっちりと出来ますよ。

洗い流さないトリートメントの量と、正しい使い方

トリートメントをする時の量は1プッシュ程度で対応できますが、髪の長さにもよりますので、ロングヘアの人は1プッシュより少し多めの量を使用しても良さそうです。

付ける量が多すぎるとべたべたして、気持ち悪いですよ。

またトリートメント剤が毛穴に詰まり、頭皮トラブルを起こさないように頭皮には付けないような注意が必要です。

トリートメント剤は毛先に揉みこむ

手に取ったトリートメント剤を、生え際から離れた部分や毛先に揉み込むように付け、髪の毛になじませます。

そして髪の毛全体にトリートメントが行き渡るように、手ぐしやコームで髪を梳きます。

ただ気を付けたいのが洗い流さないトリートメントは、濡れた髪用かそうでないかというタイプに分かれていることも多いため、購入時には注意書きをよく確認して使用しましょう。

まとめ

洗い流さないトリートメントは正しい使い方が出来れば、髪をいたわって守るダメージヘアの改善に最適な存在になってくれます。

ダメージヘアへの悩みに尽きない人には、特におすすめのトリートメントですよ。