ちゃんとブローしておけばよかったと後悔

朝出かける前「昨日の夜、面倒臭がらずにきちんとブローをしておけばよかった…」と、思いながら時間に追われつつドライヤーとブラシを手にして、鏡の前で悪戦苦闘すること…ありますよね。

ブローは女性のおしゃれにとって、かなり重要なことですね。

そこで今回はブローの正しいやり方と、ブローをする時に使用するドライヤーの正しい使い方についてご紹介します。

髪へのほんのひと手間が、キレイな髪にすることへのポイントになりますので、是非参考にしてくださいね。

ドライヤーを使うブローはメリットもデメリットもある

ドライヤーの熱は、髪へのダメージを与えることが多いですね。
それがなぜドライヤーを使ったブローは、髪をキレイに導くのでしょう。

そもそもブローとは?

濡れた髪を乾かしながら、ドライヤーとブラシを使って髪の形を整えることをブローと言います。

髪には髪の内部のタンパク質がつながっている水素結合というつながりがあり、髪が濡れて水分をたくさん含んでいる時にはこのつながりが切れます。

ドライヤーなどの熱を加えるとタンパク質同士はまたつながりますが、このつながった時が私たちのヘアスタイルとなっている状態です。

ブローはこの仕組みを利用しています。

ブローのメリット

ブローをすると

  • 艶がある
  • まとまりが良い
  • ボリュームの調整がしやすい
  • 髪同士が絡まりにくい
  • ヘアスタイリングがしやすい

などのメリットがあります。

ブローのメリットは、キューティクルの向きに大きく関係します。そのためキューティクルの向きに沿って、ドライヤーをあてることが大切です。

ドライヤーのあて方

ちなみにキューティクルの向きは毛先に向かっていますので、ドライヤーを髪に当てる時には頭頂部は根元から上向きに、側頭部当たりの髪の毛からは毛先に向かって下向きにドライヤーを当てると、ブローの効果を実感することが期待出来ますよ。

ドライヤーの熱は髪を焼く?

ブローで自分の納得できる髪の状態にしたい時に、なかなか思い通りにならないためドライヤーを当てる時間が長くなったことのある人は、結構多いですね。

しかし、ドライヤーを長い時間当てると髪が焼けて赤くなったり、パサついたりというダメージを受けます。

私もオシャレのためにと前髪などをブローし続けていたことがありましたが、正しい使い方が出来ていなかったことと、長期間にわたる髪へのドライヤーの熱の刺激でかえって髪は赤く細くなり、ヘアスタイルを変えることで対処しました。

やはりドライヤーの正しい使い方は、しっかりと知っておきたいですね。

熱によりダメージを受けた髪の状態とは?

髪は女性にとって女子力やオシャレ度を高め、魅力的にする大切な要素の一つですね。しかし髪にダメージがあると、一気にその魅力も減ってしまいます。

キューティクルが傷付けばどうなるか?

髪にダメージがあるということは、キューティクルが傷付いて崩れているということです。

私たちの髪の毛は、細いながらにもメデュラ、コルテックス、キューティクルという3層で構成されています。

キューティクルが健康な状態

中でも3層の一番外側にあり、艶やかな髪には絶対的に無くてはならないキューティクルは、メデュラ、コルテックスの2層をがっちりと保護するとともに魚の鱗のように重なり、健康な状態の時には艶やかに輝いています

傷ついたキューティクル

しかしキューティクルが傷付けば鱗のような重なりが剥がれ、内部のメデュラ、コルテックスがむき出しになり栄養や水分が流れ出ますので、艶やかな髪は失われてしまいます

タンパク質変性の状態は?

タンパク質は熱を加えられると、変性して硬くなるという性質を持っています。

髪も同じなのですが、髪の毛のほとんどはたんぱく質で出来ています。そのため紫外線やドライヤーの熱を加えられると、髪の毛が硬くなります。

硬くなった髪の毛は柔軟性が無くなりますので伸縮が悪くなり、キューティクルがはがれてコシヤハリが失われ、枝毛や切れ毛が増えてしまいます。

そのため温度の高い熱には、かなりの注意が必要になりますね。

ドライヤーの正しい使い方とブローの正しいやり方とは?

ブローは髪の形に変化を与えるため、楽しみの一つとしている女性は多いですね。
ただ、ドライヤーの熱による髪へのダメージにはかなりの注意が必要のため、ドライヤーの熱に対する髪の耐久性を知っておきたいですね。

髪はドライヤーの熱のどのくらいまで耐えられるのか

ブローには魅力的なメリットがありますが、ドライヤーの熱の温度には気になりますのでドライヤーは正しい使い方をしたいですね。

私たちの髪がドライヤーの熱に耐えられる温度は、60℃程度です。それ以上の温度の長時間に及ぶドライヤー使いには、注意をしなければなりません。

そして、ドライヤーは髪の毛から15cmから20cm程度は離した使用が必要です。距離が近いと髪が火傷をしてしまいます。

また、その他にも

  • 髪が赤くなる
  • 艶が失われる
  • 枝毛や切れ毛が増える

などの状態を招きます。

このような状態になれば、キレイな髪には戻れませんので、ドライヤーの設定温度にはかなりの気を配った上でブローをする必要がありますね。

ドライヤーの正しい使い方とは?

ドライヤーの選び方

ドライヤーを選ぶ時には

風力が強い

ドライヤーの熱を長く当てることを避けられますし、髪の乾きも早いです。

重量が軽い

ブローをする時にドライヤーを様々な方向から当てますので、動かしやすく持ちやすいです。

必要な機能がある

マイナスイオンナノイオン低温モードなどこだわりたいポイントに合わせて選ぶ

という点がポイントです。

では正しい使い方は?

タオルで出来るだけ水分をふき取る

水分が残っているとドライヤーを当てる時間もかかりますし、髪を動かす時には髪同士の摩擦が起き、髪の毛を傷めます。

ドライヤーの熱風を髪に直接当てない

濡れた髪を早く乾かそうと同じ場所にずっとドライヤーの熱風を当てると、髪が火傷して傷んでしまいます。

キューティクルの向きに沿ってドライヤーの風を当てる

キューティクルの向きがキレイに揃うことにより、髪の毛に艶が出ます。
髪の毛の根元は起ち上げるように風口を襟足部分から斜め上に当て、根本が乾いたら風口を髪の流れに沿って頭頂部から斜め下に向けて、毛先まで風を当てます。

冷風を当てる

髪が乾いてくると開いていたキューティクルが閉じて、元々の状態に戻ります。キューティクルが冷風でキュッと引き締まりますのでメデュラ、コルテックスをしっかり保護し、髪の毛の表面をキレイに整えます。
熱風により受けるダメージを防ぎますよ。

ブローの正しいやり方

ブローの正しいやり方は、ドライヤーの正しい使い方と重なります。ただ、ブローの場合はドライヤーの正しい使い方に、ブラシを使うことが入ります。

  • タオルで出来るだけ水分をふき取る
  • キューティクルを保護するため、洗い流さないトリートメントなどで髪の毛をコーティングする
  • ドライヤーの熱風を髪に直接当てないようにして、髪の根元を乾かす
  • 手ぐしで自分スタイルの髪の形に整える
  • キューティクルの向きに沿って、ブラシを動かしながらドライヤーの風を当てる
  • 冷風を当てる

いかがですか?

このドライヤーの正しい使い方とブローの正しいやり方で、自慢のしっとりサラサラヘアはあなたのものかもしれませんね。