キレイな髪を目指している私たちは、せっかくシャンプーの正しい使い方を実践しているのですから、シャンプー後のケアにもこだわりたいですよね。

そのためケアの一つとしてはコンディショナーを使うという方法がありますが、正しい使い方がされていないことが意外に多いようです。

そこで今回は、コンディショナーの正しい使い方についてお伝えします。

美髪作りへシャンプーで第一歩、コンディショナーでさらに一歩と近づくために、是非チェックしてくださいね。

コンディショナーの働きは、髪のコーティングと天使の輪を守ること

コンディショナーは天使の輪を作る働きがある

私たちが憧れる美髪にはしっとりとした美しさの他に、ツヤのある髪に浮かび上がる天使の輪という物が見られますね。

天使の輪はいわゆるキューティクルが元気でいることで表われている状態なのですが、コンディショナーには天使の輪を守る働きがあります。

髪を濡らすということは、キューティクルが開いた状態になるということ

シャンプーをする時には、髪全体から頭皮にまでしっかりとお湯をかけて、髪を濡らしますね。

洗い上がりにはツルンとしたツヤのある美しい髪と天使の輪が見られることを期待したいのですが、天使の輪はキューティクルが元気でなければ見ることができません。

3層になっている髪の毛

髪の毛は1本の細い糸のような中に3層あり、一番内側にあるメデュラ、真ん中のコルテックス、一番外側にあるキューティクルで成り立っています。

3層にはそれぞれの働きがあるのですが、キューティクルには内側の2層をキューティクルが包み込み、外側の刺激から守るという役目があります。

しかしキューティクルには、髪が濡れると開くという特性もあります。

キューティクルが開くと抜け毛や切れ毛も増えます

キューティクルが開くと髪の毛の中のメデュラ、コルテックスの2層はむき出しになり、刺激を受けますので傷んで働きが低下します。

キューティクルは、重要な働きをしているということなのですね。

キューティクルが開いた状態で起こる髪の症状は?

髪の毛の大部分は3層の真ん中にあるコルテックスが占めていて、外的刺激から髪を守り、髪の水分を保つ働きをしています。

キューティクルは通常メデュラ、コルテックスを保護しているのですが、開いてはがれてしまうとコルテックスが直接の刺激を受けますので、働きは低下します。

そのため、髪がパサパサになったりツヤが失われたりする可能性もありますし、抜け毛や切れ毛が増えたりします。

すると薄毛になったり、キレイな髪からはかなり遠ざかったりしますから、キューティクルには元気でメデュラやコルテックスを守ってほしいところです。

コンディショナーの役割とは、髪の1本1本を守ること

キューティクルが開いてその後はがれるようなことになると、髪はキューティクルがはがれる前の状態には戻りません。

それは髪の毛は死んだ細胞だからです。

だから髪の毛は元気にさせるというよりも、これ以上悪い状態にならないようにすることがキューティクルを守り、キレイな髪を作りキープする一番の方法です。

ではどうするのかと言えば、コンディショナーの正しい使い方をすることにより、髪の毛を保護して外的な刺激から守ることが大切です。

髪の毛の一本一本を保護していると摩擦を防ぐことができますし、髪の毛の内部からの水分をキープすることが期待できますね。

指どおりも良くなり、サラサラやしっとりとした嬉しい感触がありますので、自分の髪に何度も手を運んでしまいたくもなります。

コンディショナーの成分には注意が必要

シャンプー後、髪が濡れたために開いたキューティクルの対処には、コンディショナーがキレイな髪へ導くサポートをしてくれます。

コンディショナーで気を付けたい成分は、カチオン界面活性剤とシリコン

コンディショナーを使った後は、髪に心地よい感触をもたらしてくれますが、これにはコンディショナーの成分が影響しています。

コンディショナーにはメーカーによる違いはありますが、シリコンカチオン界面活性剤が配合されています。

シリコンやカチオン界面活性剤は、髪をしっとりとさせ静電気を防止するためには大切な成分なのですが、実はどちらもお肌にとっては刺激があります。

美髪作りのためにとひたむきにコンディショナーを使っていたけど、肌トラブルを起こした、などとあってはせっかくの努力も台無しですね。

コンディショナーを使用した時には、頭皮や身体、顔などに付着したままにならないようにしっかりと流すことが大切です。

洗い残しはシリコンやカチオン界面活性剤が毛穴に詰まり、頭皮や肌にトラブルを起こす可能性が高くなりますよ。

コンディショナーの選び方

シャンプーの後にコンディショナーを使うことは、しっとりさらさらのキレイな髪を目指す私たち女性にとって大切なことですね。

しかし、コンディショナーの成分を考えると、コンディショナー選びには慎重にならざるを得ないのかもしれません。

ただ、キレイな髪にするためにはシリコンやカチオン界面活性剤に注意が必要だとはわかっていても、美髪にするためにはどうしても、シリコンやカチオン界面活性剤などが配合されている物を選びたくなるのが女心ですね。

コンディショナー選びには低刺激の物が理想的です。しかし、いくら低刺激でも頭皮に付着してしまうと毛穴に詰まる心配がありますね。

そのためコンディショナーを選ぶ時には単独商品として考えるのではなく、低刺激ノンシリコンシャンプーとのライン使いが効果的です。

正しいコンディショナーの使い方、やり方は?

コンディショナーはしっとりさらさら髪へのサポートをしますが、成分には注意が必要だというと使い方まで難しそうですね。

しかしポイントさえ押さえれば、コンディショナーは美髪への頼もしいサポーターになってくれますよ。

コンディショナーの頻度や量は?

コンディショナーの頻度は、シャンプー後に毎回が理想的です。

しかし頭皮が傷んでいる時には、頭皮を大切にすることを優先させなければいけませんから、コンディショナーはお休みして、トリートメントで対応することをおススメします。

またコンディショナーの使用量ですが、髪の長さによって量の違いはあります。ただ、付けすぎないような注意が必要ですね。

ロングヘアの人でもせめて、500円玉2枚か3枚分程度で対応できます。

コンディショナーの正しい使い方と順番は?

コンディショナーを付ける時には髪の毛のみに行き渡らせ、頭皮になるべく付着させないようにすると毛穴にコンディショナーが詰まり、頭皮トラブルを防ぐことが期待できます。

コンディショナーを髪に付けて、しばらくその状態にキープさせておくと効果が倍増するように感じますね。しかしコンディショナーは、髪に付けるとすぐに髪をコーテティングしますので、付けた後にすぐ洗い流すことができます。

コンディショナーは毛先を中心に髪につける

順番はシャンプー後に髪の水分を取り、毛先を中心に髪全体に付けます

頭皮につかないようにしっかりすすぐ

指で髪全体にコンディショナーを行き渡らせたら、頭皮への付着に気を付けしっかりと洗い流します

まとめ

コンディショナーを使用した後の髪は指通りも良く、美髪へ導かれたという満足感が感じられるほどですね。

刺激の強い成分でも正しい使い方によりコンディショナーの効果が発揮できますので、髪のセルフケアとして心強い味方にしていきたいですね。