髪をキレイにするために、さまざまなヘアケア方法を試してみるけどなかなか思いどおりにならない…と悩む時、頭皮のお手入れをしてみるとなりたい髪に近づけるかもしれません。

元々髪の毛は、頭皮の毛穴の奥で細胞分裂をして表面に押し出されてきたものです。

頭皮環境を整えてなりたい髪に

そのためキレイな髪にするためには、頭皮を理想的な環境に整えてあげれば美髪に近づくことが期待できます。

そこで今回は、キレイな髪になるための頭の正しい洗い方と、頭皮についてのお話をお伝えします。

是非、キレイな髪を手に入れるための参考にしてくださいね。

キレイな髪になるためには、頭皮に目を向けることから始める

キレイな髪になるためのやり方を考えた時、おそらく髪に栄養を与えようとヘアケア剤に目を向ける人が多いことと思われます。

私もそうでしたし、確かにヘアケア剤も大切です。

しかし、キレイな髪の土台となる頭皮に目を向けることは、さらに大切なことです。

髪にはヘアサイクルがある

髪の毛は、カットをしなければどんどん伸びますね。髪の毛は死んだ細胞だというわりに、なぜ長く伸びるのか?と疑問に思う人も少なくないでしょう。

では、なぜ髪の毛が伸びるのか?
それは髪の毛にはヘアサイクルと言って、髪の毛が生え変わる働きがあるからです。

頭皮の毛穴の奥底には毛根があり、髪の毛は毛根に存在する毛球から毛母細胞毛乳頭の働きにより作られます。

作られた髪の毛は約2年から6年程度の寿命ですが、その後にはまた新しい髪の毛が毛母細胞の分裂により作られ、古い髪の毛は抜け落ち新しい髪の毛と入れ替わります。

良い穀物や野菜などを摂るためには良い土が必要ですね。それと同じように新しく毛穴から出てくる髪の毛には、良質の頭皮が必要なのですね。

頭皮には様々なトラブルがある

頭皮にはかゆみ、フケ、抜け毛、薄毛、臭い、べたつきなどのトラブルがある

新しく生えてくる髪の毛のために、頭皮は常に健康な状態で保ちたいものです。

しかし、私たちが生活する中にはどうしても外的刺激や精神的ストレスは付き物で、その影響で頭皮トラブルが起こることもあります。

頭皮トラブルにはかゆみ、フケ、抜け毛、薄毛、臭い、べたつきなどがあり、このようなトラブルに見舞われると、頭皮は不健康になってしまうことが多いです。

すると髪が新しく生えてきたとしても、美しい髪が生えてくるとは限りませんので、私たちが理想とする「なりたいキレイな髪を手に入れる」ことは難しい状況になります。

中でも多い頭皮トラブルが「乾燥によるトラブル」「過剰な皮脂や古い角質、雑菌などによるトラブル」です。

乾燥による頭皮のトラブル

頭皮の乾燥はフケやかゆみを引き起こしやすいのですが、女性にとってはフケなどあっては大変ですね。

かゆみについても我慢できなければかいてしまいますが、かいている姿は見た目にも良い状態ではありません。

また人目を気にせず頭をかいていても、かき過ぎると頭皮にキズが付き、頭皮トラブルの素にもなります。

そのため私たちは、乾燥からくるフケやかゆみを何とか防ごうと、躍起になるわけですね。

ただ、フケやかゆみを防ぐ手段としてシャンプーで洗い流して清潔な状態にしようとするのですが、頭皮のトラブルがある状態でシャンプーをすると、かえって頭皮をさらに傷めて悲しい結果を招くことも考えられます。

ではどのようにしたら乾燥から頭皮を守ることができるのかと言えば、皮脂膜が重要なポイントとなります。

私たちには本来頭皮を保護する働きのある皮脂膜という機能があり、頭皮の潤いはこの皮脂膜により守られてます。

そのため皮脂膜が正常に働ける頭皮環境を整えれば、乾燥からの頭皮トラブルを防ぐことが期待できるということになるのですが、頭皮環境を整える方法としては、頭の正しい洗い方が非常に重要なことになります。

過剰な皮脂や古い角質、雑菌などによる頭皮のトラブル

まず、皮脂ですが頭皮は皮膚ですから当然皮脂は出ます。しかも女性は男性に比べて皮脂が少ないです。

しかし

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 食べ物
  • 乾燥
  • ストレス
  • 体質
  • 加齢

といった様々な要因が女性の皮脂分泌量を増加させ、毛穴にたまってしまうことがあります。

また、古い角質ですが

  • 睡眠不足
  • 不規則な生活
  • 乱れた食生活
  • ストレス

などが原因で、皮膚のターンオーバーが乱れることがあります。

ターンオーバーの乱れがあると毛穴に古い角質が残り、たまってしまうことがあります。

他に頭皮に付いた雑菌や汚れですが、皮脂膜と関わりがあります。

皮脂膜は油ですから空気中のホコリや汚れや雑菌などが付着しやすいですし、シャンプー後、髪を乾かさずに濡れたままにしていると、皮膚の雑菌や常在菌が湿気で繁殖し毛穴を覆ってしまいます。

そのため頭の正しい洗い方で、過剰な皮脂や古い角質、頭皮に付いた雑菌や汚れを除去し、頭皮環境を整えることが重要になります。

頭皮環境を整える頭の正しい洗い方とは?

キレイな髪になるための頭の正しい洗い方ひとつで頭皮環境はかなりの効果が期待できますよ。

頭皮に刺激の少ないシャンプーを選ぶ

今の自分の頭皮の状態に合う、頭皮に刺激の少ないシャンプーを選ぶことをおススメします。

例えばアミノ酸シャンプーは洗浄力には物足りなさを感じることもありますが、頭皮への刺激は少ないため安心して毎日のシャンプーができます。

またノンシリコンシャンプーも刺激は少なめですね。頭皮に対して優しく、コーティング力が弱めですが、だからこそヘアケア成分が髪に浸透しやすいです。

キレイな髪になるための頭の正しい洗い方とは?

それでは、キレイな髪になるための実際の頭の正しい洗い方です。

シャンプー前にブラッシング

シャンプー前にブラッシングをして、この時点で取れる汚れやほこりを除去します。
 髪の絡まりや摩擦を防ぐことにも効果的です。

ぬるま湯で汚れを落とす

ぬるま湯で汚れを落とす
ぬるま湯で落とせる汚れを落としましょう。
 お湯が熱すぎると、髪にも頭皮にも負担を与えます。38℃以下のお湯で設定しましょう。

さらに余程の強力なスタイリング剤を使用していない限り、お湯でかなりの汚れが落とせます。そのため頭皮のためには、時々はお湯だけで頭を洗うということも効果的ですよ。

ただ、汚れがひどい時や気になるニオイが付いている時にはお湯だけの洗浄では難しいです。

手のひらでシャンプーを泡立てる

手のひらでシャンプーを泡立ててから使う
自分の頭皮に合わせて選んだシャンプーを手のひらでしっかり泡立てて、髪の毛にのせるように付けます。
使用する量は500円玉程度で対応できますよ。

指の腹で優しく頭皮を洗う

指の腹でやさしく洗う
指の腹を使って、毛穴の汚れをしっかり落とすように優しく丁寧に頭を洗います。
この時には頭皮に爪を立てたり、強くこすり過ぎたりしないように注意しましょう。

時間をかけてしっかりとすすぐ

しっかりすすぐ
髪を少しずつ分けながら頭皮にお湯をかけ、シャンプー剤が残らないように時間をかけてしっかりとすすぎます。

毛穴の汚れもしっかり取れて、頭皮環境が整えられれば毛根に存在する毛球から毛母細胞、毛乳頭の働きにより作られる髪の毛も、キレイな状態で生えることが期待できますよ。

頭の正しい洗い方は頭皮のターンオーバーを促す

頭の正しい洗い方で毛穴もスッキリとして良い頭皮環境が作られれば、後は頭皮マッサージをして頭皮のターンオーバー促進効果を期待しましょう。

髪が健康だとおしゃれ度もアップ

女性の髪はつやがありしっとり感があるだけで、オシャレ度はアップしますよね。

頭の正しい洗い方で、キレイな髪を手に入れられる方法、試してみる価値はありますよ。