くせ毛は本当に治せるの?

「くせ毛のせいで短髪にできない!」なんて思われている方はいませんか?

確かに髪が短い場合、くせ毛だと襟足がうねったり、ピンピンはねてしまったりしてしまいますが、実はくせ毛にも種類があり、それぞれで治し方も異なってくるのが現状です。

くせ毛は自分で治せるの?

よって、くせ毛だからといって改善できないと諦めるのではなく、まずは自分に合った改善法を試せているのかを確認しておきましょう。

今回はくせ毛の改善法をそれぞれの原因別に紹介しますので、まだ試したことが無いという方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

くせ毛は種類によって原因が違う!?

そこまで髪の毛のうねりが酷くない方から癖が強い方まで、全ての症状を「くせ毛」と一括りにしているかと思いますが、種類によって原因は変わってきてくるので、まずは自分がどのタイプのくせ毛なのかを確認しておきましょう。

連球毛

このタイプのくせ毛は、根元が太いのに毛先が細かったり、又はその逆で根元が細く毛先が太くなっていたりと、太さが髪によってバラバラになっているのが特徴です。

よって連球毛の場合は、髪もダメージをとても受けやすく、カラーやパーマによって簡単に髪の毛が切れ、それが原因となってくせ毛がより酷くなってしまうので、注意しておかなければなりません。

このタイプのくせ毛は、髪の毛の栄養不足が原因になっているため、

  • 食事による栄養の偏り
  • 睡眠不足
  • 血行不良
  • 3食に分けてきちんと食べられていない

などが考えられます。

捻転毛

髪の毛がところどころねじれているくせ毛捻転毛と言いますが、これは他のくせ毛よりも目立ちにくいため、スタイリングで簡単に治すことが可能です。

また、この場合はパサパサ髪で毛量が多いのが特徴で、髪の乾燥が原因で目立ちやすくなってしまいます。

よって、シャンプーやトリートメントなどに含まれている化学成分が原因となり、捻転毛になることもあるので、日頃のケアには注意しておかなければなりません。

波状毛

波状毛日本人に一番見られる種類のくせ毛で、襟足や前髪だけうねるなど、ところどころがウェーブ状になるのが特徴です。

しかしこのくせ毛の場合は、それほど強くないため、ブローやヘアアイロンで手軽に治すことができ、パーマもその分くせ毛の中では当てやすくなっています。

これは、成長の過程で毛根が歪んでしまうことが一番考えられる原因ですが、栄養不足も十分にこのくせ毛の原因になりえますので、注意しておくことが大切です。

縮毛

縮毛はその名の通り毛が縮れているため、くせ毛の中でも最も治しにくいのが特徴です。

また、黒人に縮毛のタイプが多いように、遺伝性が強いくせ毛といって良いでしょう。

このようにくせ毛は、大まかに4つの種類に分けることができますが、原因が遺伝になるものに種類は関係なく、遺伝となった親の種類のくせ毛に似る傾向があります。

よって、遺伝性が考えられないくせ毛の場合は、上記で説明した種類別の原因を参考に、効率良くくせ毛対策を行いましょう。

くせ毛対策は日頃のシャンプーが超重要!

上記でも説明したように、くせ毛にはさまざまな原因が考えられますが、そもそも髪の毛は水分が失われることでくせがつきやすいという特性をもっているのです。

また、髪は乾燥してしまうと傷みやすくなってしまうので、くせ毛とダメージの両方を改善するためにも、髪の水分量を一定に保っておきましょう。

しかし、市販のシャンプーは、石油系と石鹸系のものが多く、それらは髪の水分量や頭皮の皮脂を必要以上に洗い流してしまうものばかりです。

頭皮の皮脂がとれるシャンプーはとても良い商品だと思われがちですが、頭皮にはある程度の皮脂が必要であり、全てを取り除いてしまうことでくせ毛だけでなく、頭皮湿疹やニキビなどのヘアトラブルの原因になってしまうこともあるので、「洗浄力が強力=良いシャンプー」とは言えません。

よって、特にくせ毛が気になり、効率良く治したいという方は、日頃から使用するシャンプーを洗浄力がマイルドなアミノ酸系のシャンプーに変えることをおすすめします。

そもそもアミノ酸は、髪の毛のたんぱく質の生成に役立つものであり、肌馴染みがとても良いため、赤ちゃんのシャンプー成分にも使われるほど髪や頭皮には優しいものとなっているのです。

くせ毛を緩和する3つのポイント

上記ではくせ毛を緩和するシャンプーを紹介しましたが、これから紹介する3つのポイントもくせ毛を緩和するためには大切です。

よって、くせ毛が気になるという方は、以下のポイントを意識して、習慣的にくせ毛対策を行っておきましょう。

シャワーの温度は38度前後のぬるま湯で!

シャワーの温度は38度前後のぬるま湯でくせ毛が緩和

シャワーの温度が高過ぎると、いくらシャンプーが良いものでも髪はどんどん傷み、くせ毛も悪化してしまいます。

また、シャンプー自体も38度前後の温度で1番泡立ちやすく作られているものがほとんどですので、泡立ちを良くするためにもシャワーの温度は高過ぎないようにしておきましょう。

ブローはより丁寧に!

ドライヤーは髪の毛から30cm以上は離して使う

くせ毛はほとんどの場合、ブローで治せるものですが、ブローの前のタオルドライをゴシゴシと強くやり過ぎたり、ブラシで強くとき過ぎるとくせ毛の改善にはなりません。

よって、タオルドライはパンパンとタオルで髪を挟んで、髪を傷付けないように水気を拭き取り、ブラッシングは、ブローで美容師さんがスタイリングするよう同時に行うことをおすすめします。

このようにブローをする際には、ドライヤーを髪から最低でも30cm以上は離すようにし、髪を傷めてくせ毛を悪化させないようにしておきましょう。

また、ブローの前に洗い流さないトリートメントを髪に馴染ませておくと、くせ毛の改善にはより効果的です。

手ごわいくせ毛には朝の湯シャンが最適!

上記で紹介した縮毛のように、くせがとても強いという方には、今話題の湯シャンを朝にするのがおすすめです。

湯シャンとは、シャンプーを使わずにお湯で髪を流して洗う方法ですが、これは皮脂をある程度頭皮に残して地肌ケアを行うことができることで有名となっています。

しかし、湯シャンは髪がうねっているくせ毛の改善にも効果があり、朝も短時間で済むため、くせ毛を治すにはもってこいの方法です。

確かに、それであれば夜お風呂に入らずに、朝シャンが良いのでは?と思われる方も多いかもしれませんが、朝にシャワーを浴びてしまうと、髪の生成能力が弱まりくせ毛はどんどん悪化してしまいます。

また、外出前にシャンプー剤を利用することで、紫外線ダメージも受けやすくなってしまいますので、朝のスタイリングでは頭皮と髪に優しい湯シャンで行うようにしておきましょう。

いかがでしたか?

くせ毛は昔と比べても、多くの人が悩まされるようになっていますが、これは若者の和食離れによる髪質の変化も関係していますので、くせ毛を改善するためにも日頃から栄養バランスを考えて食事は摂るようにしておくことをおすすめします。